Windows PowerShell を使用してメールボックス サイズとメールボックス クォータを表示する

 

適用先: Office 365 for professionals and small businesses, Office 365 for enterprises, Live@edu

トピックの最終更新日: 2011-12-12

 

メールボックス クォータは、メールボックスのサイズを制御するのに役立ちます。メールボックス クォータは、メールボックスに割り当てられているメールボックス プランによって自動的に設定されます。以下のメールボックス クォータが使用されます。

  • 警告を表示するサイズ   メールボックスのサイズが指定した制限値に達するか制限値を超えると、ユーザーにわかりやすい警告メッセージが表示されます。

  • 送信禁止クォータ   メールボックスのサイズが指定した制限値に達するか制限値を超えると、メールボックスから新しいメッセージを送信できなくなり、ユーザーにわかりやすいエラー メッセージが表示されます。

  • 受信禁止クォータ   メールボックスのサイズが指定した制限値に達するか制限値を超えると、メールボックスは新しいメッセージを送信または受信できません。このメールボックスに送信されたメッセージは、エラーの内容を示すメッセージと共に送信者に返されます。

       送信禁止クォータおよび受信禁止クォータにより、メールボックスの最大サイズが効率良く決定されます。

Live@edu 組織では、メールボックス プランまたは個々のメールボックスでメールボックス クォータを変更することはできませんが、Microsoft Office 365 で変更することができます。詳しくは、「Windows PowerShell を使用して Office 365 のメールボックス クォータを設定する」をご覧ください。

メールボックス クォータを変更できない組織でも、クラウドベースの組織内でユーザーのメールボックスのサイズとクォータの状態を監視することはできます。たとえば、送受信禁止クォータに達したメールボックスを把握したい場合や、特定のメールボックスのサイズとクォータの状態を表示したい場合、問題ありません。

Windows PowerShell の Get-MailboxStatistics コマンドレットを使用すると、次の操作を実行できます。

開始する前に

  • Windows PowerShell のインストールと構成を行う方法、およびサービスへの接続方法については、「Exchange Online での Windows PowerShell の使用」をご覧ください。

  • Get-MailboxStatistics コマンドレットを使用するときは、次の動作に注意を払う必要があります。

    • 検出メールボックス、備品用メールボックス、共有メールボックス、アーカイブ メールボックスなど、特定のタイプのメールボックスでは、メールボックスにだれもサインインしたことがない場合に、警告が表示され、値が何も表示されないことがあります。これらの警告は表示の目的でのみ使用されます。結果をファイルに記録すると、値が記録され、警告が省略されます。

    • サイズの値を MB 単位に四捨五入し、結果を小数 2 桁に制限する場合、バイト単位または KB 単位で測定される微小な値はゼロとして表示される可能性があります。たとえば、4 KB は 0.0039 MB ですが、小数 2 桁に四捨五入されるとゼロ (4/1024) となります。

  • メールボックスのサイズとメールボックス クォータは、Exchange コントロール パネルで、メールボックスのプロパティの [メールボックスの使用状況] セクションに表示されます。

  • ユーザーは、次のいずれかの方法で、自分のメールボックスの現在のサイズとクォータの状態を表示することができます。

    • Outlook 2010   [ファイル]、[情報] の順にクリックし、[メールボックスの整理] セクションを参照します。メールボックスのサイズに関する詳細情報を確認するには、[クリーンアップ ツール]、[メールボックスの整理]、[メールボックスのサイズを表示] の順にクリックします。

    • Outlook Web App   [メール] ビューで、フォルダー一覧の上部にある自分の名前にマウス ポインターを移動します。Outlook Web App の Light バージョンでは、この機能は動作しないことにご注意ください。

特定のメールボックスのサイズとクォータの状態を表示する

次のコマンドを実行します。

Get-MailboxStatistics <Identity> | Format-List StorageLimitStatus,TotalItemSize,TotalDeletedItemSize,ItemCount,DeletedItemCount

たとえば、Tamara Johnston という名前のユーザーに属するメールボックスの現在のサイズとクォータの状態を表示するには、次のコマンドを実行します。

Get-MailboxStatistics "Tamara Johnston" | Format-List StorageLimitStatus,TotalItemSize,TotalDeletedItemSize,ItemCount,DeletedItemCount

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すべてのメールボックスのサイズとクォータの状態を表示する

次のコマンドを実行すると、すべてのメールボックスについて次の情報が取得されます。

  • メールボックスの表示名

  • メールボックスのクォータの状態

  • メールボックスのサイズ。メガバイト (MB) 単位で小数 2 桁に四捨五入した値

  • [回復可能なアイテム] フォルダーのサイズ。メガバイト (MB) 単位で小数 2 桁に四捨五入した値

  • メールボックスに含まれるアイテムの数

  • [回復可能なアイテム] フォルダーに含まれるアイテムの数

結果は、メールボックスのサイズが大きい順に並べ替えられます。また、"C:\My Documents\All Mailboxes.csv" という名前の CSV ファイルにエクスポートされます。

Get-Mailbox -ResultSize Unlimited | Get-MailboxStatistics | Select DisplayName,StorageLimitStatus,@{name="TotalItemSize (MB)";expression={[math]::Round((($_.TotalItemSize.Value.ToString()).Split("(")[1].Split(" ")[0].Replace(",","")/1MB),2)}},@{name="TotalDeletedItemSize (MB)";expression={[math]::Round((($_.TotalDeletedItemSize.Value.ToString()).Split("(")[1].Split(" ")[0].Replace(",","")/1MB),2)}},ItemCount,DeletedItemCount | Sort "TotalItemSize (MB)" -Descending | Export-CSV "C:\My Documents\All Mailboxes.csv" -NoTypeInformation

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メールボックス クォータを超過したメールボックスのみを表示する

構成済みのメールボックス クォータ値を超えるメールボックスのみを対象としてサイズとクォータの状態を表示し、結果を "C:\My Documents\Exceeded Quotas.csv" という CSV ファイルにエクスポートするには、次のコマンドを実行します。

Get-Mailbox -ResultSize Unlimited | Get-MailboxStatistics | where {$_.StorageLimitStatus -notlike "BelowLimit*"} | Select DisplayName,StorageLimitStatus,@{name="TotalItemSize (MB)";expression={[math]::Round((($_.TotalItemSize.Value.ToString()).Split("(")[1].Split(" ")[0].Replace(",","")/1MB),2)}},@{name="TotalDeletedItemSize (MB)";expression={[math]::Round((($_.TotalDeletedItemSize.Value.ToString()).Split("(")[1].Split(" ")[0].Replace(",","")/1MB),2)}},ItemCount,DeletedItemCount | Sort "TotalItemSize (MB)" -Descending | Export-CSV "C:\My Documents\Exceeded Quotas.csv" -NoTypeInformation

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メールボックスに割り当てられているすべてのクォータを表示する

次のコマンドを実行します。

Get-Mailbox <Identity> | Format-List *Quota

たとえば、Tamara Johnston という名前のユーザーのメールボックスに割り当てられたメールボックス クォータを表示するには、次のコマンドを実行します。

Get-Mailbox "Tamara Johnston" | Format-List *Quota

   前述のように、メールボックス クォータに関する次の値はすべて、メールボックスに適用されたメールボックス プランによって設定されます。メールボックス プラン別にメールボックス クォータの値を表示するには、次のコマンドを実行します。Get-MailboxPlan | Format-List DisplayName,*Quota.

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アーカイブ メールボックス

   アーカイブ メールボックスは、Live@edu 組織では使用できません。

Microsoft Office 365 組織では、アーカイブ メールボックスのサイズとクォータの状態も表示できます。アーカイブ メールボックスのサイズは、ユーザーのメールボックスのサイズには含まれません。アーカイブ メールボックスには、固有かつ構成不可能なクォータがあり、ユーザーのメールボックスに適用されたメールボックス プランによって設定されます。該当するクォータは、ArchiveQuotaArchiveWarningQuota です。

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アーカイブ メールボックスのサイズとクォータの状態を表示する

次のコマンドを実行します。

Get-MailboxStatistics <Identity> -Archive | Format-List DisplayName,StorageLimitStatus,TotalItemSize,TotalDeletedItemSize,ItemCount,DeletedItemCount

たとえば、Kim Akers という名前のユーザーのアーカイブ メールボックスの現在のメールボックス サイズとクォータの状態を表示するには、次のコマンドを実行します。

Get-MailboxStatistics "Kim Akers" -Archive | Format-List DisplayName,StorageLimitStatus,TotalItemSize,TotalDeletedItemSize,ItemCount,DeletedItemCount

   <Identity> の値は、アーカイブ メールボックスの ID ではなくユーザーのメールボックスの ID です。

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すべてのアーカイブ メールボックスのサイズとクォータの状態を表示する

次のコマンドを実行すると、すべてのアーカイブ メールボックスについて次の情報が取得されます。

  • アーカイブ メールボックスの表示名

  • アーカイブ メールボックスのクォータの状態

  • アーカイブ メールボックスのサイズ。メガバイト (MB) 単位で小数 2 桁に四捨五入した値

[回復可能なアイテム] フォルダーのサイズ。メガバイト (MB) 単位で小数 2 桁に四捨五入した値。結果は、メールボックスのサイズが大きい順に並べ替えられます。また、"C:\My Documents\All Archive Mailboxes.csv" という名前の CSV ファイルにエクスポートされます。

Get-Mailbox -Archive -ResultSize Unlimited | Get-MailboxStatistics -Archive | Select DisplayName,StorageLimitStatus,@{name="TotalItemSize (MB)";expression={[math]::Round((($_.TotalItemSize.Value.ToString()).Split("(")[1].Split(" ")[0].Replace(",","")/1MB),2)}},@{name="TotalDeletedItemSize (MB)";expression={[math]::Round((($_.TotalDeletedItemSize.Value.ToString()).Split("(")[1].Split(" ")[0].Replace(",","")/1MB),2)}},ItemCount,DeletedItemCount | Sort "TotalItemSize (MB)" -Descending | Export-Csv "C:\My Documents\All Archive Mailboxes.csv" -NoTypeInformation

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Get-MailboxStatistics が返す値の説明

知っておくべき値を次に示します。

  • StorageLimitStatus   この値は、メールボックスのクォータの状態を示します。次の値が使用されます。

    • BelowLimit   メールボックスのサイズは、警告表示クォータに達していません。

    • IssueWarning   メールボックスのサイズは、警告表示クォータと同じであるか超えていますが、送信禁止クォータには達していません。

    • ProhibitSend   メールボックスのサイズは、送信禁止クォータと同じであるか超えていますが、送受信禁止クォータには達していません。

    • MailboxDisabled   メールボックスのサイズは、送受信禁止クォータと同じであるか超えています。

  • TotalItemSize および ItemCount   これらの値は、現在メールボックスに存在するアイテムのサイズと数を示します。TotalItemSize の値は、メールボックスのサイズです。この値は、メールボックスに対して構成されているメールボックス クォータと比較されます。

  • TotalDeletedItemSize および DeletedItemCount   これらの値は、[削除済みアイテム] フォルダー内のアイテムのサイズと数を示すものではありません。そうではなく、メールボックス内の非表示の [回復可能なアイテム] フォルダー内のアイテムのサイズと数を含みます。[回復可能なアイテム] フォルダーは、削除済みアイテム収集機能とも呼ばれます。アイテムが [回復可能なアイテム] フォルダーに入れられるのは、次のいずれかの場合です。

    • [削除済みアイテム] フォルダーからアイテムを削除した場合

    • Shift + Del キーを押してメールボックスのアイテムを完全に削除した場合

    [回復可能なアイテム] フォルダーのサイズは、メールボックスのサイズには含まれません。[回復可能なアイテム] フォルダーには、固有かつ構成不可能なクォータがあり、メールボックスに適用されたメールボックス プランによって設定されます。該当するクォータは、RecoverableItemsQuotaRecoverableItemsWarningQuota です。

       [回復可能なアイテム] フォルダーのアイテムは、既定で 14 日間保持された後に削除されます。Microsoft Office 365 for enterprises では、メールボックスが訴訟ホールドの対象になると、[回復可能なアイテム] フォルダーの削除が行われなくなり、このフォルダーのアイテムが無期限に保持されます。

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